浮かれているよしのです。こんにちは。

浦和レッズと言えば、世界で熱狂的サポーターがいるクラブ５選に入っています。知らない人からしたら、「怖い」「近づきがたい」「悪い奴」というイメージもあるかもしれません。そこで皆さん、吉野は怖いですか？近づきがたいですか？悪い奴ですか？そんなことありませんね！少し頭が悪いだけです。スタジアムには、ゴール裏席、選手入場側のメインスタンド、反対側のバックスタンドと別れてます。多くの場合、ゴール裏席は自分のチームと一緒に闘いたい人が陣取り、座ることはなく、常に歌い、手拍子で選手を鼓舞する場所です。メイン、バックスタンドは、どちらかというとしっかり試合を楽しみたい人が陣取り、着席して観戦する場所です。ゴール裏席のさらに中心付近には、太鼓をたたき、旗を振るなどして応援を先導するグループがあります。応援の中心はゴール裏です。

さて、予備知識はこのくらいにして本題です。アジアチャンピオンをかけてアルヒラルというサウジアラビアのクラブと戦うことになった浦和レッズ。前回対戦での敗戦の原因の一つに、観客のまったりしたムードが上げられました。リーグ戦の１試合ならいざ知らす、決勝戦です。そんな折にサッカーに集中しない観客が多ければ、勝つ雰囲気も作れないと、そう考えたのです。

そして今回の決勝戦。選手はバス移動でスタジアムに入りますが、その出迎えから気合を入れます。沿道には赤い旗を持ったサポーターで埋め尽くされ、バスが見えないほど。そして選手の為に歌い続けます。うっかり轢いてしまわないよう、バスの運転手さんも大変そうです。さらに、キックオフ前には、ピッチでウォーミングアップをします。そこでもスタンドを埋め尽くさんばかりの旗。この日は強風にあおられ、それはそれは幻想的かつ荘厳な光景となります。そして全方位から放たれる地鳴りのような歌声。そうです。ゴール裏以外からも、圧倒的な歌と手拍子が起こっていたのです。普段おとなしい、メインスタンド、バックスタンドからの声出しと手拍子は、スタジアムの雰囲気を一変させます。味方とっては自分たちを鼓舞する力強い歌に、相手にとっては、殺気のこもった恐ろしい歌に聞こえるのです。こういった雰囲気のなか試合は行われました。相手も強いチームなので、なかなか攻めることができません。しかし、どんなに相手から攻められても、ゴールキーパーとディフェンダーとサポーターの声が、シュートをはじき返します。４８分に相手のオウンゴールで先制すると、最後まで守り切り前回の屈辱を晴らしたのでした。いつやられてもおかしくない展開でしたが、なんとなくやられる気はしませんでした。結果論だし、自己満足かもしれませんが、勝利の一因にあると思います。サポーターの力が。

ちょっとでも興味を持ったあなた！スタジアムで一緒に応援しましょう！