ゆっくりよしのです。こんにちは。

負けたら終わりのトーナメント戦と、負けても規定回数できるリーグ戦ってあるじゃないですか。リーグ戦は、極端に言うと、負けてもいいんです。トーナメント戦は負けてはいけないのです。例えば、１万回に一回勝しか勝てないような強敵がいたらリーグ優勝は無理ですが、トーナメント優勝はできます。もちろん、それなりな準備をして、彼我の戦力を分析して、相手の嫌がることをしなければなりません。リーグ戦を勝ち抜けるようならば、トーナメント戦を優勝するのは不可能ではないですし、確率も低くはありません。自分を出すより、相手を消す方が強いのです。そして勝った方が強いのです。

そういうわけで、鰻を食べてきました。前回食べたのは、６月４日です。埼玉県皆野町の老舗です。今回は、川越市の鰻です。言わずと知れた神の召し物である鰻は、我々に幸福をもたらしてくれます。それは満腹感だけでなく、精神的な満足感も得られます。鰻を口に入れている時のあの幸福感。これが、大宮仙台間のはやぶさ指定席料金と同じくらいでいただけるのです。仙台に行くのを一回我慢すれば、一回アレがいただけるのです。それならば何百回でも仙台に行くのを我慢しましょう。

さらにありがたいことに、今回は白焼きもいただきました。これはダメです。人をダメにします。これを食べる為なら何でもやってします。神はここまで業の深い物をお与えになるのか。皮も含めて、箸で掴めないほどの柔らかさ。脂のほのかな甘みと、柔らかいながらも身自体の食感。鰻そのもののありがたみを味わえる一品です。この天然の鰻と、自然の生み出した最高傑作である米。そして、人類の英知と歴史の結晶がつまった「タレ」が合わさったのがうな重。三位一体です。神と人と自然の融合がうな重なのです。

次はいつ食べようかな！