焼き魚は骨ごと食べられるくらい焼くよしのです。こんにちは。

奥只見ダムは、新潟県と福島県の県境に位置し、重力式の水力発電所では、国内最大です。重力式というのは、単純に水を落下させて発電するものです。

ダムには、治水の他に、飲用水の確保や、発電のために作られます。奥只見ダムは、発電専用なので、もし、他のダムが渇水しても、そっちに回すことはできません。発電以外のダムなら、もっと大きいやつなら、黒部ダムや、貯水量の徳山ダムがあります。この土地は、古くからダム建設に適している地形とされていました。戦後、電力需要の高まりや、建設技術の向上により、この地にダム建設をすることが決まりました。工事をするにあたって、激流の中を舟で移動したり、獣道すらない場所に重機持って入っていったりします。場所が場所なので、ダム建設のための重機を運ぶためのトンネルを作るための工事から始まります。その時の映像(白黒)なども見ましたが、間違いなく死ぬ。こんな山奥に最大規模のダムを造るのに７年です。豪雪地帯ゆえに一年のうち３ヶ月くらいは何もできないのに７年程で完成です。横浜駅や渋谷駅は見習うべきです。そんな奥只見ダムに行ってきたので、ゆっくりしていってください！

ダム内部にはダムの上から入ります。

気温は１０℃。外は３０℃近くあるので、快適そのものです。

保守用の通路は立ち入り禁止です。途中に宝箱とか置いてあるんじゃないかという雰囲気で、とてもワクワクします。エレベーターでどんどん地下に行きます。と言っても、ダムのふもとに行くだけなので、地下だけど地下じゃありません。ダムのふもとから、更に地下に行くと、発電所があります。

地下には、テニスコート１０面くらい取れそうな、しかもロブも楽々上げられそうな空間に発電機がありました。安全対策もばっちりできています。この日は稼働していませんでしたが、人の技術ってすごいなと感じました。案内してくれた発電所の方々も、とても感じのいい人でした。どんな質問にも笑顔で丁寧に答えてくれます。その言葉には「発電所に来てくれてありがとう。発電所にもっと興味を持ってほしい。」といった気持ちを汲むことが出来ました。僕も見習うべきです。

ダム見学の後は、ダム湖で遊覧船に乗りました。紅葉の季節に来たら圧巻でしょう。

色々調べてたら、ダムマニアになりそうです！