2021.02.10
こんにちは!!
しゅうたコーチです。
今週は迷わずこの話題。
サッカー好きなら、このカードは見逃せなかった。
とても荒いですが。(笑)
リバプール vs マン・シティのカードです。
率直な感想として、とてもハイレベルな試合でした。
強度、連続性、戦術的駆け引き。
守備のプレッシングとそれに対するビルドアップはお互い質が素晴らしかった。
観ていてこちらまで伝わる緊張感。
今日のブログは、そんなゲームを私なりに解説。
ちなみにめちゃ長くなると思います。
さて、早速ですが、
①リバプールのビルドアップに対するシティのプレッシング局面
ここ最近のトレンドとして、ビルドアップのときの3バック化はある程度主流と言えると思います。
大きく分けると、
・そもそも3バックでスタートする(3-5-2や5-3-2)
・中盤からアンカーをCBの間に落ちる
・インサイドハーフがCB-SBの間に落ちる
そしてもう1つが最近のリバプールが取り入れている、
・SBを片方高い位置を取らせ、片方DFラインに残す
右SBの66アレクサンダー・アーノルドが残るパターンが多いです。
昨シーズンまではインサイドハーフを落としていましたが。
個人的にはリバプールのゴール数減少に直結している気もしてます。
スタイル変更の理由も書きたいところですが…
それはそれで長くなるので(笑)、省略します。
ニーズがあったらお応えします。
今回のマン・シティのプレッシングの出口としては、多かったのは1stラインを超えられている26ロバートソン。
他にも9フィルミーノが落ちてきたり、6チアゴや5ワイナルドゥムで相手をはがしたり。
シンプルに裏抜けを長いボールを用いて狙ったりしていました。
続けて、
②マン・シティのビルドアップに対するリバプールのプレッシング局面
こちらも3バック化してます。
少し前に話題となった「偽SB」を右の27カンセロが行っています。
おそらくベンチにラポルト、メンディを置きながら11ジンチェンコを使ったのは逆サイドでも同じことを可能にするためかなーと思いました。
リバプールの外切りの両WGの背中を取るようなポジショニング。
そして、今回のシティの特徴的だった動きが次の画像。
リバプールのプレッシングへの回避方法として、インサイドハーフを大外レーンに出してましたね。
今少し話題となっている大外レーンを分けた7レーンの考え方。
ボールラインの高さとゴールへの距離が違いますが、青森山田も似たことをやってます。
8ギュンドアンや20ベウナウド・シウバを大外レーンでスタートさせてました。
この動きによって、リバプールの17ジョーンズに対して選択肢を迫る動きとなっていました。
…やばい時間ない。まだ前半。
そもそもこの熱量で書く場所じゃない感。
0-0の膠着状態の前半から、試合を動かしだしたのは、次の画像。
ハーフタイムの指示だと思います。
20ベウナウド・シウバを押し出す、4-4-2プレッシングへの移行。
中盤の数的優位を明け渡し、両サイドバックに蓋をする。
相手のボール保持に対して構えるスタイルを選択しました。
リバプールが握る時間が増えた理由となりました。
ボールを握り、攻撃の形を変えることになったリバプール。
守備で構え、攻撃を両WGのアイソレーションに移行したマン・シティ。
そんな中で、リバプールの選手交代から試合の流れが変わりました。
失点そのものを見ると、GKアリソンのパスミスからの2失点。
ですが。
交代によりパスを受けられるタイプの選手、
ビルドアップの出口となる選手が減りました。
クロップの狙いと選手の意図にギャップがあったような。
そんな交代となってしまった印象でした。
観ている側としてはスイッチを入れる交代にも見えただけに難しい。
ハイレベルな試合だっただけに、ほんの少しのかけ違いが命取りとなりました。
こんな感じです。
ポジショニングへのこだわりの強い分析になってしまいました。
1回だけしか見てないものを印象で話ししてるので。
記憶に残っている部分をざっくりですが、ちょっと長くなりすぎました。
どっちかのチームに偏るともっと深いところまでいけるかもしれません。
またリアクションがあったら書きます。(笑)
今日の名言。
「プレッシングは足し算ではなく、掛け算。」
誰か1人が「0%」になると全体が「0%」になってしまう。
「100%未満」の選手がいると、「11人」に遠く届かなくなることもある。
全員が「100%以上」の役割を果たすことで「11人」を大きく上回ることもできる。
こんなところで。
また来週!!
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